食品安全マネジメントについて(HACCPを取り巻く環境)
1.HACCPへの不信感の増大
昨年までに、HACCP取得企業においても多くの食品事故が起こり、食品業界への不信感はむしろ増大しているといえます。そこで、食品関連企業にとっては、現状のツールとしてのHACCPプログラムだけでなく、マネジメントシステムに取り込んだ食品安全管理の実施が求められており、それが消費者の信頼回復の絶対条件になっているといえるでしょう。
2.新たな食品安全マネジメントへの期待
消費者の「食」の安全(注1)と信頼を再構築するため、自社の自主行動基準制定と実行によるコンプライアンス経営推進、また、企業自体の存続確保も含めたリスクマネジメントの導入、GFSI(注2)、トレーサビリティ等、その他関係機関が提唱する食品安全に関する必要事項を取捨選択しつつ、自社の経営システムに積極的に取り入れていくことが必要になると考えられます。
・食の安全・消費者の信頼確保は絶対条件
→リスクマネジメントの重要性増大(注3)
・メーカーの消費者重視経営格付け(内閣府)(注4)
→コンプライアンス経営の徹底(注5)
・ISO22000・GFSI※・トレーサビリティ
→サプライヤーとしての生き残り条件
※: Global Food Safety Initiative |
3.食をめぐる環境変化(規格・制度等)
今後、食品業界の安全性の信頼回復、コンプライアンス経営の実現の為に各企業が留意すべき制度改革・規格制定に関する情報を当サイトで随時提供していく予定です。
<関連リンク>
出典 |
(注1) |
「食品の安全性に関する用語集」
内閣府食品安全委員会 平成16年3月
内閣府 食品安全委員会のHPから検索可能
http://www.fsc.go.jp/
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(注2) |
Global Food Safety Initiative
GFSIの説明とガイドライン
GFSIの親組織のHP http://www.ciesnet.com/ から検索可能
Global Food Safety Initiativeをクリック
GFSIと国際規格との関係
JAB のHPから検索可能 ; IAF総会報告<開催日:2003年9月19-21日>
http://www.jab.or.jp
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(注3) |
「消費者に安全な食品を提供するための提言」
財団法人食品産業センター 平成13年3月29日
財団法人食品産業センターのHPから検索可能 http://www.shokusan.or.jp/
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(注4) |
食品企業の消費者重視経営度合いの格付け
「消費者重視経営の評価基準」−食品産業を中心とした評価基準 −
内閣府、消費者重視経営の評価基準研究会 平成15年5月
内閣府 消費者の窓のHPから検索可能 http://www.consumer.go.jp/
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(注5) |
コンプライアンス経営の推進
「食品企業の行動規範および行動指針策定の手引き」
財団法人食品産業センター 平成14年6月14日
財団法人食品産業センターのHPから検索可能 http://www.shokusan.or.jp/
第15回企業白書 「市場の進化と社会的責任経営」
経済同友会 平成15年3月26日
経済同友会のHPから検索可能 http://www.doyukai.or.jp/ |
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